J20の初飛行を生中継した中国の軍事マニア 日本マニアとの違いは

J20の初飛行を生中継した中国の軍事マニア 日本マニアとの違いは。 中国の軍事マニア集団に対しては、外界からの憶測が絶えない。中国が、軍事マニアを利用して故意に軍事情報を「漏洩」したという者もいれば、軍事マニアの激増は、中国社会の「民族主義」と「伝統的武力崇拝」の激化を意味すると吹聴する者もいる…

タグ: J20 軍事マニア  日本 嘉手納 普天間 戦魂 

発信時間: 2011-02-16 14:41:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

国防教育は西洋人が有利 日本にも大勢の軍事マニア

『環球時報』記者は、多くの国内軍事マニアにインタビューを行った。そのうちの一人「烽火(ハンドルネーム)」によれば、中国の軍事マニアの専門的レベルは、西側諸国に比べて劣っているという。例えば、外国の民間には、天文愛好者集団が存在し、宇宙の全ての衛星を継続的に追跡し、ネット上で毎日その新しい軌道を更新している。2010年、次世代スペースシャトルと呼ばれた米X-37Bは宇宙で秘密裏に軌道変更を行う試験を繰り返し行ったが、この動向をいち早くキャッチしたのが、その天文愛好者たちだったのである。また、「木刀」によれば、西側諸国の軍事マニアは武器装備に接触できる機会が比較的多いという。例えば、米軍には多くの地方で開放日が設けられており、マニア達は直接各種装備に触れることができるのだ。「烽火」は言う。軍事マニアが、啓蒙教育としての国防・軍事教育に接するのは、中国より海外の方が容易である。例えば、ヨーロッパの軍事記念施設や展覧施設は中国よりはるかに多く、それは地域社会にまで及んでいる。多くの地方では、地元から入隊し、犠牲となった人々を祭る記念碑の壁が存在する。

「木刀」は記者にこう語った。「軍事マニアと言っても、ただ自分の趣味を持っているだけのことで、切手収集が好きとか、アウトドアスポーツが好きというのと同じだよ。」彼は、外界の方でも中国の軍事マニアを警戒するべきでないし、その必要もないという。また、中国の軍事マニアは確かにその規模が急速に拡大しているが、ベテラン軍事マニアから見れば、多くのマニアは、その「専門的素地」も軍事知識も不足しているという。軍事マニア「藍胖(ハンドルネーム)」によれば、一部の軍事愛好家は中国の軍力を大げさに吹聴することで、逆に海外の「中国軍事脅威論」報道にネタを提供する状況になってしまっているという。

中国と同じく、日本やインド等の隣国にも軍事マニア集団が存在する。日本沖縄の嘉手納空軍基地の隣に商業ビルがあり、そこにはいつも軍事マニアが集っている。また、普天間飛行場の隣にある嘉数高台公園の展望台も、軍事マニア達が米軍機の離着陸を観察する絶好のポイントである。日本の軍事マニア団体は、日本軍や社会からも、国防PRや「民間兵士を育てる」の重要手段として重視されている。軍事マニア団体の中でも有名な「戦魂」は会員15万人を数え、中核者の一部はよく軍と政府による各種研究討論会にも出席、その発言も大変重視されている。専門的レベルから見て、日本の軍事マニアは模型製作といわゆる「戦略の推断演繹」への関心が高く、中でも中国のガンや軍事装備、さらに中国関連の「未来のアジア太平洋戦争」における推断演繹は全て研究ポイントになっているという。

 

軍事マニアと軍の相互作用 

 

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