中国空母に対する4つの誤解

中国空母に対する4つの誤解。 中国初の空母が最近処女航海を実施、中国は空母倶楽部に仲間入りし、世界で10番目に空母を保有する国となった。ただ、国際社会は中国の空母に対して少なくとも4つの誤解がある。空母は何か?つまるところ一つの兵器で、その性質は機関銃や爆弾、爆撃機といった兵器と同じだ。問題は誰が使用するかだ…

タグ: 空母 航行 誤解 覇権 軍事力 艦載機

発信時間: 2011-09-09 11:13:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(三) 面子工程(メンツプロジェクト)論

また、空母は見るだけで使えない、面子工程だという説もある。

かつてある大学生が中国軍事科学学会の羅援副秘書長に、「もし敏感な地域に米国の空母と中国の空母がある場合、どちらの抑止力が強いか?」と質問した。それに対し羅氏は、「もし敏感な地域に米国の空母はあるが、中国の空母がない場合、どちらの抑止力が強いか?」と質問し返した。

あるか、ないかの効果はまったく違う。空母は軍事上、中国の海上の抑止力と作戦能力の不足を補う以外に、その経済的価値も見くびることができない。造船やレーダーといったハイテク産業の発展を促し、中国の総合的な国力を押し上げる。それが面子工程というのなら、こうした「面子工程」は多ければ多いほどいい。

(四)時代遅れ論

空母は機械化時代の産物で、すでに時代遅れだという説がある。

だったらなぜ米国、ロシアを含む軍事強国が新型空母の開発を続けているのか?少なくとも今世紀はまだ、空母は海上の「覇者」といえるだろう。

航空兵器のキャリアである空母は、動力システム、GPSシステム、偵察早期警戒システム、通信システム、航空機離着陸システムを搭載すれば機械化の産物、情報化設備、技術を搭載すれば情報化の産物になる。一つの兵器の誕生によって、空母が時代遅れかを判断することはできない。飛行機の誕生は1903年で、今から100年以上前のことだが、その魅力はいまだ色あせることがない。(「時事報告」誌 文=石世文氏)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月9日

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