記者:高速列車には自動停止システムが搭載されており、衝突を避けるために車両が危険な状態になると緊急停車するようになっているが、今回の事故発生時に自動停止システムが作動しなかったのはなぜか。
陸東福副部長:事故当時、落雷で温州南駅の信号設備が故障し、正常運行していたD3115列車は受信したシーケンス番号が乱れたため、停車後に徐行運転をしていた。このとき、管理センターのデータ収集器の設計不備により、赤信号が表示されるはずのD3115列車の後方の信号は青信号と表示され、自動停止システムが作動されなかった。D301列車は誤表示された青信号に従って進み、前方を運行していたD3115列車に追突した。
現在、事故の処理と原因の調査が進められており、正確な死者の数、賠償に関する進展状況に注目が集まっている。
記者:正確な死者の数について、高速鉄道の切符販売には実名制が導入されているのに、これをもとに死傷者や行方不明者の統計を出してから現場の作業を行わないのはなぜか。