釣魚島:中国に譲歩迫る米国 中国が譲るはずない

釣魚島:中国に譲歩迫る米国 中国が譲るはずない。

タグ: 釣魚島 米国

発信時間: 2013-01-21 16:03:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港の中国評論通信社は21日、「米国の火遊び!中国が譲歩するはずがない!」という見出しの文章を発表した。

釣魚島情勢の緊張を受け、日米両閣僚が18日会談を行った。クリントン国務長官は、米国は釣魚島が日本の施政下にあることを認め、日本の施政権を害そうとするいかなる一方的な行為にも反対する」と述べた。

この発言は釣魚島問題における米国の偏った立場を明らかにした。釣魚島が日本の施政下にあることを米国が認めたということは、つまり米国はこの問題で日本側に立つということだ。その点を米国は隠しだてする必要はない。日本の施政権を害そうとするいかなる一方的な行為にも反対するというのは実際には中国の対抗措置に反対するということで、中国に譲歩を迫っている。米国の考えは、中国が譲歩しさえすれば、日本も譲歩する、そうすれば日中間に話し合いの余地ができるというのだ。

しかしこれは米国の思い込みで、極めて現実味のない話だ。事の発端となった日本が譲歩せず、なぜ中国が譲歩するのか?中国はもうすでに満清王朝ではない。軍事衝突に対応する能力は十分にある。米国が本気で釣魚島情勢を解決し、東アジアの平和と安定を取り戻したいのなら、釣魚島問題における自らの立場と行動を振り返るべきだ。米国はいまでも一方の肩を持つ立場をとっている。それでは情勢打開だけでなく、中米の新たな大国関係構築にもつながらない。

17日に訪日したキャンベル国務次官補は「日本の自衛隊がより大きな任務を担うことを期待する」と述べた。釣魚島情勢の悪化を受け、日米は防衛協力の推進を協議し、米国が日本の急場に力添えする意向を伝えたという情報すらある。キャンベル国務次官補は、「(米国は)どちら側にもつかない」としているが、米国は日本に過激な行為を止めるよう警告する一方、日本との防衛協力を強化しており、米国の真意がどこにあるのか疑わしい。

中国に圧力をかけ、譲歩を迫る一方で、日本に対して飴と鞭の策を講じるのでは、釣魚島情勢の有効解決はできない。米国はこのゲームをコントロールできるのか判断し、自信がなければ悲劇が起きないうちに手を引くべきだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月21日

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