人間相互にはなんらかの不信感が生じやすい。国家間もまた同様である。それが自分中心主義や悪しきナショナリズムの温床となる。だからそうならないように、民主主義と平和主義をお互いに約束し合うのである。
自分中心主義は結局他者を認めず、お山の大将をめざすのであって、万人が万人を敵に回すのである。もしそれが人間の真実であったら、果たして人類は600万年の歴史を刻んでこられたであろうか。
基本的人権の最大特徴は剥きだしの権力を制約するのである。そもそも憲法に最も忠実であらねばならない政治家が、憲法改正を大声疾呼するのは心得違いも甚だしい。
基本的人権の擁護と推進はすべての政治(家)が追求するべき王道である。それは人類が到達した普遍の観念である。自分党的国家主義を捨て去らなければ政治の進歩も発展もありえないのである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月22日