次に影響を受けたのは生鮮食品である。ハウス栽培の野菜が大量に市場に出回る時期を迎えた。調査から、ほうれん草、トマト、大根、イチゴなどの野菜や果物の価格も小幅上昇したことがわかる。ハウス栽培に電力と燃料を使用することが原因である。海産物の価格の上昇幅はまだ小さいが、漁船の燃料価格が上がり続けているため、いずれ海産物の価格にも影響するだろう。
日本の現在のインフレ率はマイナスに近い。これは自動車、電子、家電、アパレルなどの製品の価格が下落し続けているためである。しかし、関係機関の調査から、ここ10年の日本人の生活に欠かせない食品、電力、ガス、燃料などの価格は上昇しており、中には上昇幅が10%を超える商品もあることがわかる。円安は上昇を速め、向こう数カ月、輸入と関係している多くの生活必需品で上昇トレンドが続く見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月2日