日本の通常国会が26日に閉幕し、与野党の第23回参院選に向けた戦いがすでに開始された。日本政府は近いうちに、「7月4日に参院選公示、21日に投票・集計」という選挙日程を閣議決定する予定。これは第二次安倍内閣が2012年12月に発足してから初めて行われる国政選挙であり、安倍晋三首相の7ヶ月の政権運営の成果が国民の審判を受けることになる。「環球ネット」が伝えた。
今回の選挙の焦点は、自民党・公明党が参院の過半数の議席を占め、与野党が衆院・参院でそれぞれ過半数の議席を占める「ねじれ国会」の現象を打破するかに絞られている。共同通信社の26日現在の統計結果によると、411人が参院選に出馬を予定している。
同時に安倍首相の経済政策も、選挙の一大論点になる。参院選で勝利を収めれば、安倍首相は改憲の議論を加速できる。また社保改革・財政再建などの国民の負担を増加する重要政策もまた、論戦のテーマとなる。安倍首相は26日の記者会見で、参院の過半数の議席を占める決意を表明し、「私たちは今回の参院選で失敗は許されず、ねじれ国会を解消しなければならない」と語った。
日本の参議院には242の議席があり、今回はその半数の121の議席が争われる。自公両党はすでに59議席を占めており、今回の参院選で過半数の122議席に達するためには、63議席を獲得しなければならない。現状を見る限り、この目標は達成される可能性が高い。