韓国聯合通信社の3月12日の報道によると、韓国証券研究院のジョン・ミンギュ研究員は同日、アベノミクスが失敗すれば、2020年に韓国の1人あたりGDPは日本を超えるとの見解を示した。
ジョン・ミンギュ研究員は、「韓国の経済改革の3カ年計画が成功した場合、国内総生産(GDP)の年間成長率は4.5%に達し、日本はわずか1%にとどまる。そうなれば2020年に韓国の1人あたりGDPは日本を超える」と話した。
日本の1人当たり平均所得の最高値は2012年の4万6562ドルで、13年は3万8533ドルに減少した。1994年の平均所得は3万8688ドルで、20年前と比べて減少傾向にある。アベノミクスの実施後に円の対ドル相場が18.2%低下したことが平均所得減少の主な原因との見方もある。
また、ジョン・ミンギュ研究員は、「韓国の2013年の1人あたり平均所得は2万4127ドルで、12年より1419ドル増加した。2013年の平均所得は日本の63%だが、2008年は金融危機により韓国の平均所得は日本の半分まで減少した。ここから、日韓両国の経済の差は縮小していることがわかる」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月15日