日本の玄葉光一郎外相はこのほどフランス、英国、ドイツを巡る4日間の「遊説の旅」で、欧州の支持と釣魚島の不法占拠の合法化を期待していたが、同3カ国はいずれも「沈黙は金」を通し、「有利な国際世論のネットワーク」を構築すると宣言していた日本の試みは失敗に終わった。
軍事演習中止は表面的には日本が譲歩したかにみえるが、日本は釣魚島占拠の思いは捨てていない。ドイツ・ボーン大学のある教授が玄葉外相のドイツ訪問中に意味深いことを語った。「日本はドイツの支持を得ようとしているが、それはドイツ人の哲学的反省の能力と歴史に対する畏敬をみくびっている。歴史問題において、ドイツと日本は常に鮮明な対比をなしている。ドイツと日本の戦争に対する反省の仕方がまったく異なるのにはさまざまな理由があるが、最も重要な理由は、日本は哲学的伝統のない民族だからだ。哲学的思想がなければ、反省する精神もない。反省する精神がなければ、自らの過去を反省する内在的衝動があるはずがない」――。
日本人はドイツのように哲学的反省の仕方、戦争に対する反省、歴史に対する畏敬を学び、釣魚島の返還を含め戦争の罪を心から悔い改めてこそ、中国および世界の人々から許しを得ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月25日