安倍氏の靖国参拝騒動、得をするのは中国=香港紙

安倍氏の靖国参拝騒動、得をするのは中国=香港紙。

タグ: 安倍 靖国 参拝 韓国

発信時間: 2014-01-14 11:03:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍晋三首相の靖国神社参拝が引き起こした騒動について、皆はまだ誰が「ヴォルデモート卿」であるかについて議論しているかもしれないが、現時点で利益を手にしているのは中国だ。香港紙『南華早報』のウェブ版が、1月13日に伝えた。

中日が批判しあう一方で、中韓関係が軌道に戻ろうとしている。中国が昨年11月に東中国海の防空識別圏の設定を宣言すると、中韓の関係がぎくしゃくした。ソール延世大学校で中国問題を研究する魯楽漢准教授は、「今回の参拝が流れを変えた。韓国と北京は同じ側に立ち、安倍首相の行為に反対した」と指摘した。

韓国は今月上旬、朴槿恵大統領が昨年6月に北京を訪問したことを受け、習近平国家主席が今年下半期に訪韓すると発表した。朴大統領は前回の訪中により、先に訪日・後に訪中という韓国の指導者の伝統を打破し、安倍首相を疎遠にした。また日本が戦時の「悪行」について謝罪しなければ、両国の首脳会談はまったく意味がないと表明した。

復旦大学朝鮮・韓国研究センターの蔡建副主任は、「中国は、朝鮮の核危機の解決、経済連携の促進といった措置により、韓国とより緊密な関係を築こうとしている。中国は、米国の同地域における二つの主要な同盟国の、日増しに拡大する溝を利用し、米国のアジア太平洋リバランス政策のペースを緩めようとしている」と分析した。

蔡副主任は、「韓国が中国に手を貸すのは、朝鮮の危機を抑制するためだ。中韓の間には、韓米よりも多くの共通点がある」と語った。韓国仁川大学校の李鎬澈教授も、「韓国は、中国が朝鮮のさらなる挑発を抑制することに期待している」と述べた。

シンガポールDBSグループの研究部のデータによると、2000−2012年の間に、中韓貿易額は740%増の2566億ドルに急増した。中国は韓国にとって最大の貿易相手国であり、中国が韓国から輸入する商品はすでに日本を上回っている。

李教授は、「朴政権は米国との関係を最重視しているが、中国との関係もますます重要になってきている」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月14日

iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。