モディ氏は「程」をわきまえているか?
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アジア太平洋情勢は微妙な局面を迎えている。日本とインドにとって、多くの領域の状態が危ぶまれている。特に安全面では、両国の外交の知恵と戦略的な成熟度が試されている。両国のこの時期の歩み寄りは、地域情勢にどのような影響をもたらすだろうか。
陳氏は「両国関係は友好的なムードが漂い、中日・中印関係にある程度の影響を及ぼすかもしれない。しかしBRICS会議を終え、中印関係が転換の時期を迎えていることを目にするべきだ。また中日は今年ちょうど国交正常化45周年で、来年は平和友好条約締結40周年であり、重要な転換点やチャンスと言える」と分析した。
杜氏は「地域は目下、微妙な情勢を迎えている。安倍首相とモディ首相が不穏な動きをするかもしれないが、モディ首相の外交政策は程をわきまえるはずだ。モディ首相は中印の共益が拡大を続けており、両国の貿易規模が日印をはるかに上回ることをよく知っている。中印の政策が正常な軌道上を歩めば、インドが米日一辺倒になることはない。同盟を結ばないことが、インドにとって最も有利だからだ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月11日