中日の実力差は、中日関係の発展の変化に影響する基準である。今後の中日関係が再び「中強日弱」の状態に戻ることが予想されるが、少なくとも21世紀の初めの20年間は「強国・強国」の関係を維持するだろう。この背景の下、中日関係には二つの可能性が存在する。(1)双方が理性的・穏健的な政策を講じ、両国の互恵関係という局面を形成する。(2)双方が理性的でない強硬な政策を講じ、さらには政策が感情に支配され、必然的に両国に損害が生じ、軍拡の競争や軍事的対抗が発生する。
ハーバード大学教授のサミュエル・P・ハンティントン氏は、「長期的に見れば、日本は最終的に中国に歩み寄らざるをえない」と予想した。これについて、一つの問題がある。日本が米国追随から中国寄りに移る長い過程において、中国と戦争によって関係を調整する可能性はあるだろうか。これは今後の中日関係の重要な問題かもしれない。当然ながら、中国は自国の取り組みを行い、現代化を実現し、先進的かつ強い国家になり、日本を徹底的に心服させるべきだ(馮昭奎:中国社会科学院栄誉学部委員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月12日