中国中央テレビ(CCTV)は14日、「中日近代史」について日本の中学生にインタビューを行った様子を放送したところ、中国人を驚かせた。中国の中学生と年齢が近い、数人の日本の中学生は、「中日戦争で多くの中国人が亡くなったことを知っているか」、「南京大虐殺を知っているか」などの質問に対して、「知らない」、「えっと、忘れちゃった」と回答した。この幼稚な回答を耳にし、日本の子どもたちの罪のない目を見ると、歴史の無知を彼らのせいにできなくなる。
新華社世界問題研究センターの張煥利研究員は記者に対して、「街で出会った日本の学生が中日戦争を知らないことは、非常に正常なことだ。現在の日本の学生は、歴史をよく知らない。教科書だけを見るならば、日本がアジア諸国を侵略した歴史が見えてこない。一部の学生は別の資料によって理解することもあるが、教室や教科書から真実を知ることは出来ない」と指摘した。
張氏は、「日本は1988年に歴史教科書を修正した際に、侵略を進入という曖昧な言い方に変え、侵略行為に蓋をした。その後、ほぼ毎年の春に歴史教科書を修正している」と語った。
安倍政権の発足以来、日本の侵略の歴史を直視しないばかりか、さらには「侵略、南京大虐殺」などを教科書から削除すると妄言を吐いた。外交学院の周永生教授は、「日本政府が歴史を隠そうと躍起になる深い動機は、日本の侵略戦争を反省したくないからだ。心の奥深くで、彼ら、特に日本の極右勢力はこれを対外的な侵略としておらず、むしろアジアの人民の解放としている。彼らは心の底から、侵略戦争が中国・朝鮮・韓国・東南アジア諸国とその人民にもたらした苦しみと傷について反省していない」と指摘した。