自民党が麻生氏を擁護
野党の「反逆」を受けた安倍政権は、「誤解」という名のごまかしを始め、「手打ち」を望む姿勢を示している。
麻生氏は8月1日に発言を撤回すると宣言した。菅義偉内閣官房長官はその後、本件はとどのつまり一つの誤解であり、国会で審議するほどのことでもないと語った。
民主党の海江田万里代表は、「撤回すれば済むことではない。安倍首相の任命責任を厳しく追及する」と称したが、安倍首相は「安倍政権は絶対にナチスを肯定しておらず、またこれを肯定する観点も持つべきではない」と述べ、「麻生氏がすでに発言を撤回した」ことから、野党の提案した同発言に関する国会の集中審議には応じないとした。
安倍首相は公然と麻生氏を擁護し続け、「安麻体制」を維持しようとしている。劉副院長は、「安倍氏と麻生氏は、国内外政策で本質的に一致している。また両氏はいずれも首相の経験を持っており、自民党内閣の求心力を効果的に維持できる」と分析した。
不穏な動きを続けている一部の自民党内の右翼分子にとって、麻生氏の発言は彼らの本音を反映したと言える。
この状況下、日本の未来の発展方向を巡る各勢力の駆け引きが、幕開けとなった。
未来を見据え、続く駆け引き