しかし事実上、日本の現政権が推進している各政策は、大国の「復活」の予兆をもたらしていない。むしろ国家の前途がますます狭まっており、国内外の不満が強まっている。虚勢を張り、人目を引く行動をすれば、ますます悪い部分を露呈し、日本の指導者の自信の不足と心の焦りを反映する。
この情勢を前にした安倍首相は、「空城の計」を演じるよりは、唐の囲碁の名人である王積薪の格言「逢危須棄」(危険になれば捨てるべし)、「勢弧取和」(孤立している時には穏やかにすべし)に学ぶとよいだろう。歴史と現実を正視し、誠意と責任のある態度により国際社会から信頼を勝ち取る。平和的発展の道を歩み続け、歴史などの問題を妥当・正確に処理し、アジア諸国と現実的な「平和的協力とウィンウィン」の道を歩む。日本と隣国の関係改善、地域の平和と安定に向け実質的な努力をする。日本経済はこれにより初めて真の活路を見い出せるだろう。(筆者 劉軍紅)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月6日