日中面白異文化考 語呂合わせ好きの中国人

日中面白異文化考 語呂合わせ好きの中国人。

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発信時間: 2016-11-29 16:09:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

麗澤大学特任教授 三潴 正道

「中国人って、本当に語呂合わせが好きね」

「言葉の遊びが好きなんだ」

「日本のお父さんたちも駄洒落が大好き!」

「例えば?」

「父がよく言うのは“恐れ入谷の鬼子母神”」

「なんだいそれは?」

「東京の入谷に鬼子母神を祭ったところがあるの」

「ふーん」

「“恐れ入りやす”、っていう江戸弁にひっかけているのね」

「なるほど」

「“サムッ”よ。私の友達、みんな聞いたことがないって言うわ。古いのよ」

「中国にもそういうのたくさんあるよ。音でひっかけて意味も添えるんだ」

「知ってる!ミニスカートでしょ」

「有名だよね“迷你裙子”は」

「ほかに名作は?」

「ボーリングはどう?」

「“保齢球”よね。健康にいいんだからぴったりだわ」

「うまいのが 味の素のほんだし“味之素烹大师”」

「ほんだし=料理の鉄人、発音もそっくり!」

「もっとうまかったのはライブドアのホリエモン」

「ちょっと古いわね」

「でもさ、“活力門”は発音はほぼホリエモンだし、英訳すればライブドアだし」

「アッ、英語の発音にも意味からひっかけたのね。上手!」

「外国企業が中国の会社を作るときも随分工夫しているよ」

「そうね。カルフールの“家楽福”はいいセンス」

「日本のカネボウの“佳麗宝”もね」

「でも、音があまり似てないみたい」

「南方方言で読むんだよ。広東語とか台湾語の音で訳したものも結構あるんだ」

「方言と言えば、父は何か失敗すると“お釈迦になった”って言うの」

「お釈迦って仏教のお釈迦様の事?」

「そう、お釈迦様の誕生日は4月8日、でも江戸っ子って“ひ”が発音できないの」

「???」

「“火が強かった”が“しが強かった”で“4月8日った”。ふいごの火が強すぎると、

鍛冶屋さんは失敗する、それがお釈迦様の誕生日とほぼ同じ発音ってわけ」

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月29日

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