日本新聞網6月29日付の記事によると、東京大学の地球資源学研究チームは28日、日本の南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)の海底にレアアース(希土類)を大量に含む泥の大鉱床があることを発見した。レアアースの埋蔵量は約680万トンほどであると推定され、これは日本の年間消費量の220年分に相当する。日本の排他的経済水域(EEZ)でレアアースが発見されたのはこれが初めてである。
レアアースの大鉱床があるのは、南鳥島から300キロ地点の水深約5600メートルの海底で、1000平方キロに渡り広がっている。採掘と開発に関しては、未だ多くの問題が存在するという。
日本国内の海洋開発企業は今後、レアアースの開発・採掘技術の研究に注力する予定だ。大鉱床の泥の回収には、深海の油田開発技術を転用する方針で、海底に金属パイプを通し、ガスを送り込むことで比重を下げ、浮き上がらせて回収する方法を試みるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月2日