2月5日、米海軍はX-47B無人戦闘攻撃機が4日に行った初飛行の成功を発表。新型無人機は飛行時間29分、最高高度は約1500メートルに達した。
米空軍U-2高度戦略偵察機
ここで説明しておきたいのが、X-47Bが世界初の無人戦闘機(無人攻撃機とも言える)であることだ。以前にも無人機で対地攻撃を行ったことはある。しかも、無人機が実際に搭載ミサイルを使って地上ターゲットに攻撃を仕掛け、いわゆる「アルカイダ」のリーダーを死亡させた戦例もある。しかし、当時の米国が使用した無人機(主に「プレデター」を指す)と、このX-47Bとでは、その概念がまったく違う。プレデターの主な任務が偵察であり、ミサイルは搭載しているものの、攻撃を行うのは偵察任務を行った後の補助的な機能であるのに対し、X-47Bは対地攻撃そのものを主な任務とする。それで、我々はX-47Bを世界初の「無人戦闘機」(または無人攻撃機)と呼ぶのである。