F35による日本への影響 防空能力は手薄になるか

F35による日本への影響 防空能力は手薄になるか。 表面上、F35はただの先進戦闘機だが、航空自衛隊の次期主力戦闘機として、日本に与える影響はただの戦闘機にとどまらない。実際に、日本の防衛力、軍需生産力、経済・外交に一連の連鎖反応を引き起こすだろう。こうした連鎖反応は日本の将来的な国家戦略の方向性をも決定する…

タグ: 戦闘機 F35 防空 生産 戦略 コア技術

発信時間: 2011-12-16 16:06:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=軍事評論家 陳虎

資料写真:米国のステルス戦闘機F35

日本防衛省は航空自衛隊のF4戦闘機の後継となる次期主力戦闘機(FX)について、米製戦闘機F35を選定する方針を固めた。F35は日本にどんな影響をもたらすか?同戦闘機は日本の安全を守れるか?「新華社」が伝えた。

◇防空能力に弱点

F35の導入で日本の防空領域に弱点が生じる。F35が世界最先端の第5世代機ではあるものの、制空作戦能力を持つF22と比較すると、攻撃力は高いが、空中戦には向かない。日本からするとそれが最大の弱点となる。

日本は攻撃よりも対空防御を必要としている。F35が日本の主力戦闘機として、空中戦の主体になれば、その防空能力は高い攻撃性のために弱点ができ、少なくともこれまでの防空能力から本質的に進歩しない。

F35の性能はかなり先進的だが、こうした防空作戦能力の弱点は日本にとって「隠れた弊害」になる恐れがある。F35が日本の主力戦闘機になって数年後には、航空自衛隊は強大な攻撃能力を備えるだろうが、防空能力はやや手薄の状態になるだろう。

◇日本の航空工業レベルが向上

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