◇日本の航空工業レベルが向上
資料写真:米国のステルス戦闘機F35
次にF35導入後、日本の先進戦闘機の生産能力は向上するだろう。
これまで日本の主力戦闘機は米国から購入していたが、国内で組み立て生産を行っていた。日本は独自の航空工業の発展を非常に重視しており、F4からF2まで、技術導入して自主生産するか、米国の原始データをもとに改良を加え、いわゆる「国産戦闘機」を生産していた。こうした過程を経て、日本の航空工業レベルはかなり向上した。F35は、すぐには日本では生産されないだろうが、その導入によって日本はより先進的な航空技術を目にすることができる。
F35は非常に先進的ではあるが、米国が日本に簡単にコア技術を移転し、すぐに日本に自主製造させるはずがない。日本は米防衛技術への依存をさらに深めることになるだろう。
◇日本の国家戦略の方向性を反映
戦闘機3機種の候補のうち、F35は最も値段が高い。日本は同機への全面交代を選択したため、それ相応の代償を支払うことになる。日本は恐らく巨額を費やすことになるだろう。
表面上、F35はただの先進戦闘機だが、航空自衛隊の次期主力戦闘機として、日本に与える影響はただの戦闘機にとどまらない。実際に、日本の防衛力、軍需生産力、経済・外交などに一連の連鎖反応を引き起こすだろう。こうした連鎖反応は日本の将来的な国家戦略の方向性をも決定する。
ただの戦闘機にすぎないが、その影響は計り知れない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月16日
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