私の出会った日本人(26)安藤裕康:外交官から転身して

私の出会った日本人(26)安藤裕康:外交官から転身して。 日本国際交流基金の理事長である安藤裕康さんは、2011年10月まで駐イタリア大使を務めていた。場所や肩書きは大きく違っても、仕事内容はほとんど変わりないようだ。
「外国人に日本の外交政策を説明する、日本文化をより多くの人に理解してもらう、これが私の仕事です」
安藤さんは国際交流基金の応接室で言った…

タグ: 日本 交流基金 安藤裕康 外交官

発信時間: 2012-03-22 09:02:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際交流基金はちょうど安藤さんが外交の世界に入った頃設立されている。そして安藤さんご自身もその設立に関わっており、思い入れも深かった。基金の主な活動は海外交流のネットワーク作りと文化・芸術の交流、日本語教育の推進や日本研究・学術交流に対するバックアップ等である。

「2012年は日中国交正常化40周年です。国際交流基金も多くの記念活動を企画しています。民間交流も一層盛んになるでしょう」

安藤さんは言った。具体的には青少年交流や民間交流、日中サマーキャンプ等が予定されているとのことだ。

安藤さんは私の取材に答える以外にも、70年代に関わっていた教育分野の日中交流について、当時の写真を見せながら話してくれた。安藤さんの誠実なお人柄や話し振りが感じ取れた。文化交流の使者でもある外交官は安藤さんのような人であるべきだと感じた。イメージ豊かで具体的な言葉を使って沈着冷静に日本を伝え、全く文化の異なる人にも日本への理解を深めてもらう———安藤さんの手は冷たいかもしれないが、彼の言葉とアクションには人を温かくするパワーがある。

「Billion Beats 日本人が見つけた13億分の1の中国人ストーリー」より

コラムニスト・陳言 「日本スケッチ」

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月22日

 

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