概況 |
内蒙古自治区は全国の鉄鋼、石炭の生産基地であり、製材工業、農産物・畜産物化工、電力、機械製造、化学工業、エレクトロニクス、紡績、製糖、製紙、軽工業なども全国で重要な位置を占めている。農業・牧畜業が比較的に進んでおり、中国の重要な食糧、食用油、砂糖の生産基地であれば、重要な牧畜業の生産基地でもある。特に牧畜業の総合生産能力は全国の5大畜産地区でトップとなっている。2001年の食糧総生産量は123.9億㌔、牧畜業の統計年度における役畜は合計2589万頭(匹)増え、肉類、乳類の総生産量は149万トンと100万トンに達し、それぞれ3.9%、20%増。工業増加額は507億元、11.3%の増加。第三次産業と非公有制経済は急速に伸びており、国民経済の成長の要因となっている。 |
国内総生産(GDP) |
2000年現在1400億元に達している。
2001年は1545.49億元に達している。 |
GDPの
伸び率 |
2000年における自治区のGDPは前年比9.7%伸び、「第九次五ヵ年計画」期における年平均伸び率は10%であった。 |
一人あた
りのGDP |
2000年現在5350元。 |
GDPの構成 |
2000年における第一次、第二次、第三次産業増加額の構成割合:25:39:36 |
第一次、第二次、第三次産業増加額と伸び率 |
2001年における第一次産業の増加額は361.32億元に達し、前年比2%伸び、「第九次五ヵ年計画」期の年平均伸び率は6.4%であった。
2001年における第二次産業の増加額は624.44億元に達し、前年比12%伸び、「第九次五ヵ年計画」期の年平均伸び率は11.7%であった。
2001年における第三次産業の増加額は559.73億元に達し、前年比12.1%伸び、「第九次五ヵ年計画」期の年平均伸び率は10.7%であった。 |
貧困人口
と貧困対
策計画 |
2000年末現在、衣食の問題がまだ解決されていない自治区の貧困者数は80万4千人で、衣食の安定的確保を必要とする人口は300万人で、他の地に移住する必要があるものは20万人余りである。 |
インフレ率 |
2000年における住民消費価格は前年比1.3%上昇した。 |
失業率 |
2000年は3.34%である。 |
財政収入 |
2000年における全自治区の財政収入は155億6千万元で、「第八次五ヵ年計画」期末より倍以上増え、年平均伸び率は15.3%である。そのうち、地方財政総収入は110億7千万元で、年平均伸び率は20.4%である。
2001年における自治区全体の財政総収入は167.7億元で、7.8%の増加。農業・牧畜業税の減免分を除けば、実質11.2%増となった。 |
対外経
済貿易 |
すでに100余りの国や地域と貿易往来および経済協力関係を結んでおり、輸出商品は1,000品目に近い。ロシア、モンゴル共和国との国境貿易は急速に発展している。
「第九次五ヵ年計画」期における自治区の輸出入総額は75億8千ドルで、うち輸出額は41億6千ドルである。2000年における自治区の輸出入総額は20億ドルで、うち輸出額は10億である。
現在、対外的に開放されている窓口は18あり、なかでも一級窓口は11、三級窓口は7つである。開発区は16あり、うち国クラスの開発区は4つ、自治区クラスの開発区は12である。
2001年における自治区全域の輸出総額は11.4億ドルに達し、11.6%増。 |
外資利用
の状況 |
2000年末現在、自治区には外国投資企業が1871社あり、契約ベース投資額は25億5932万ドルになっている。
外国融資利用の規模が絶えず拡大し、2000年末までに国際金融機関および外国政府の融資を利用したプロジェクトは78に達し、融資総額は17億2400万元に達する。外国政府の寄贈プロジェクトを43件受け入れ、総額は5278億元に達する。これらのプロジェクトは自治区の70余りの旗(県)に行き渡るものであり、農業、教育、医療・衛生、交通、エネルギー、環境保全などの分野に及んでいる。外国融資利用額の同じ時期の社会固定資産投資額に占める割合は5.1%に達している。外国資金の実際利用額は人民元に換算して431億4000万元に達する。
2001年は、外資導入の規模が増大しつつあり、年間184億元の外資を導入し、そのうち、直接利用外資は1.87億ドルに達し、66%増。 |
支柱産業 |
農産物・畜産品加工業、エネルギー工業、冶金工業、化学工業などである。 |